新茶 ほんのり火入れ香煎茶『白萩』 ~ ニュートラルな狭山茶
萎凋香も鮮烈な火香もない、狭山煎茶の正統派煎茶『白萩』に新茶が登場しました。入間市根通り地区でも最高のエリアと称される地区から産出した荒茶を使用。素材そのものが抜群の資質を備えているので、穏やかな火入れ香を添えるだけ。渋みのほとんどない、端正な旬の味です。
新茶 釜炒り製微醗酵茶ゆめわかば
野木園の手摘みは蒸し製に引き続き、釜炒り製も進行中・・・第一弾は「ゆめわかば」微醗酵茶です。今年度は釜炒り工程での釜温を見直し、殺青(酵素失活工程)度を上げてみました。その結果、製品では萎凋香を一層感じられやすくなったようです。
新茶手摘み野木園やぶきた萎凋香
野木園手摘み茶「ふくみどり」「ゆめわかば」の次はオーソドックスな「やぶきた」。萎凋に向かないと言われますが、経験上そのように感じたことはありません。濃厚な滋味と軽やかな萎凋香の取り合わせは最高の取り合わせです。
令和7年新茶手摘み野木園ゆめわかば
新茶手摘み第二弾はゆめわかば・・・この品種特有、くどいほどの品種香の奥に極めてさわやかな萎凋香が響いています。そして「甘露」のごとく、ひたすらに甘い滋味・・・ この品種では初めての体験です。
令和7年新茶初摘み
いよいよ狭山新茶初摘みが始まりました。正直、まだ可愛らしすぎるほどの若い新芽ですが・・・ ひたすらに新茶の鮮度と萎凋香が楽しめる荒茶が完成しました。令和7年度の新茶は上々の立ち上がりです。
令和7年度狭山茶新芽の状況 Part2
先週後半からの好天で新芽の生長が顕著になってきました。新芽は夜に成長するといいますから、夜間の気温があがってきたのがなによりの朗報です。茶摘み開始予定である4月27日の予報では、天気も温度も申し分のない日になりそうです。
令和7年度狭山茶新芽の状況
茶の新芽の様子が気になる時季、四月中旬 新芽の様子です。寒の戻りによる被害もなく、新芽の生長は順調ながら、摘採は昨年に比べ5日~一週間ほど遅くなりそうな見込みです。
WANGTEA LAB×有記 ~ 台湾春茶研修 Part3
久し振りに台北の茶芸館で一服。訪れたのは『WANGTEA×有記』、文山包種茶をオーダー。最初に烏龍茶研修に来た時に試飲した茶種です。あれから8回目の台湾、ゆったりと時間をかけて味わいます。
青心ターパン緑茶 ~ 台湾春茶研修 Part2
長生製茶廠の春茶第1号は青心ターパンの手摘み緑茶・・・ 手摘みの緑茶からのスタートは例年通りながら、今年は5日ほど遅れているそうです。香気が素晴らしい・・・ なぜ屋内萎凋だけで、これほどまでの萎凋香が発揚するのでしょうか? ちなみに予約だけで完売だそうです。
台茶12号「金萱」烏龍茶 ~ 台湾春茶研修 Part1
茶畑の奥には檳榔椰子が見える亜熱帯地方ならではの茶園風景。摘み取り作業を行うのは日本製の乗用式摘採機。今年も台湾春茶の研修に出かけてまいりました。