台湾桃園 烏龍茶研修 Part1

昨年に引き続き、台湾の桃園にやってまいりました。前年度つくった醗酵茶の批評をもらい、指導を仰いでいます。例年かなり厳しい評価ながら、今回は初めてお褒めの言葉をいただき、まさに有頂天です。

耐寒色の茶葉

先週になって、赤紫色に色を変えた茶葉が目立ってきました。待ってました、茶葉の耐寒色の発生です! 弊社先代が「耐寒色の発生した年の新茶は出来が良い」と話していたのを覚えています。三月中旬から暖冬が一変、狭山茶業者にとっては朗報です。

ダージリン ナムリン茶園ファーストフラッシュ

お茶会に参加した紅茶ショップ経営者のとっておき、2021年産ナムリン茶園ファーストフラッシュ。オレンジ、ミントなど様々な香気成分を含んでおり、実に豊かな味わい・・・ まさしく「ビンテージもの」!でした。

台湾烏龍茶の最高峰「大禹嶺(だいうれい)」

台湾烏龍茶の最高峰「大禹嶺(だいうれい)」・・・ 初めてテイスティングする機会を得ました。深緑色が美しい濃緑色の小振りな球状烏龍茶。良質なメントール香が支配する口中に鮮やかな香気が立ち昇ります。濃厚なのに清涼感に溢れた さわやかな後味は初めての体験です。

焙茶機 ~ 和紙の交換

微醗酵茶の火入れに使用している焙茶機の和紙を交換しました。使用していた熱と茶渋ですっかり変色し、繊維の目に沿って亀裂が走っています。半醗酵茶も煎茶同様、火入れによって味と香気が活性化し、確実に内質が向上します。半醗酵茶の最終仕上げ工程では、次年度以降もこの焙茶器に大いに活躍してもらわねばなりません。

朝日焼宝瓶の登場

朝日焼辰砂宝瓶を始めて使用しました。関東ブロック茶の共進会で落札した「中島克典」銅賞入賞茶を抽出。何といっても優れた茶漉しにより、品評会出品茶にかぎらず、深蒸し以外の、ほとんどの全ての煎茶に対応できる柔軟性を誇ります。磁気の茶器は茶葉の香気を損うことなく抽出してくれるので、萎凋香煎茶全般が使用の対象となりそうです。

第4回ジャパンティーフェスティバル

第4回ジャパンティーフェスティバルに出店しました。ティファールは稼働しっぱなし、持参したポット2本をフル回転させながら、一日あたり2リットルペットボトル4ケース(48本)分を消費。実に多くの方にテイスティングいただきました。おかげ様で、琥白ゆめわかば・琥白ほうじ茶・琥白Platinumuみなみさやかが完売御礼の内に終了しました。

萎凋香アンソロジー(私香集)~ Japan Tea Festival にむけてPart 4

備前屋自園で栽培している「ふくみどり」「おくむさし」「みなみさやか」「ゆめわかば」全品種の微醗酵茶+「ゆめわかば」の釜炒り製緑茶&煎茶・・・ 6種類の一煎パック詰合せです。備前屋のこだわりが凝縮した最高の萎凋香狭山茶の詰め合わせを50セット用意しました。ジャパンティーフェスティバルにて販売いたします。