和紙の交換
微醗酵茶の火入れに使用する焙茶機の和紙を交換しました・・・
いつもより、かなり早い交換です
【細川紙】
使用する細川紙は楮(こうぞ)を原料とした伝統的な手漉き和紙。比企郡小川町にある和紙屋の主人の薦めで使用しています。繊維が長く、強靭との事。和紙自体は薄いので、熱の伝わり具合も良好ゆえ、茶の火入れに最適です。
【切抜き加工】
本来は焙茶機内の金網に茶を直に載せ、電熱線で火入れを施し。でも粗目のメッシュから茶の粉がこぼれる可能性があり、煙臭を防ぐため、あえて和紙を使用しています。メッシュの形状に合わせ、円型に切り抜きます。
【使用前と使用後】
左が新品。今まで使用していた和紙はすっかりカフェオレ色に日焼け。表面にはしわが寄り、目に沿って所々に穴が開いています。もちろん、全く同じ製品です。
【火入れ】
火入れを施したのは今期の製茶第一号、4月26日製手摘み「ふくみどり」・・・『紫にほふ釜炒り製微醗酵茶ふくみどり』用です。和紙交換のタイミングは前回の11ヶ月から7ヶ月へと早まっており、火入れ頻度が高まっているのが分かります。それだけ微醗酵茶の動きが順調ということで、ありがたい事この上なし。年内にもう数回稼働する予定です。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎