茶葉の耐寒色

早朝の気温は連日の氷点下・・・立春を過ぎてから、真冬の寒さが戻ってきたようです。風が吹き抜ける通路脇の「やぶきた」には耐寒色の茶葉が目立ってきました。狭山茶の品質向上のために、寒い冬は大歓迎。「最長寒波の到来」の予報に期待を寄せます。一月は暖冬傾向だったので気を揉んでいましたが、「最長寒波の到来」の予報に期待を寄せます。早朝の気温は氷点下が続いており、良い塩梅。このまま春彼岸まで冬らしい気候が続いてほしいものです。

日本茶専門喫茶処「伍itsu」

日本茶喫茶のメッカ表参道にある日本茶専門喫茶処「伍itsu」へ行ってきました。オーダーしたのが萎凋香煎茶「つゆひかり」と高千穂産「みなみさやか」釜炒り茶。都会の喧騒を忘れる静かな雰囲気の中、店主の思い入れのある茶器で呈茶される、こだわりの日本茶と茶菓子を味わいます・・・ 時間がゆったりと流れます。

霜の季節

連日、早朝の気温は氷点下を表示、茶園は降霜で真っ白に・・・。摘芯の済んだ茶葉に描かれた霜の具合が表情豊かで、見応えがあります。年間の気温差が大きいど、良好な萎凋香が期待できます。冬らしい季節の訪れを期待しています。

煎茶と微醗酵茶~「ふくみどり」飲比べ会

今週末開催の「感謝祭」で、製茶法の違いによる「ふくみどり」の飲み比べを実施します。同じ茶園から生まれた茶が、製法でこれほどまでに嗜好が変わるのは驚きです。お茶の奥深さを感ぜずにはおれません。機会のある方は感謝祭でお試しになりませんか?予約は不要です。

琥白Platinumみなみさやか ~ Japan Tea Expo に向けてPart2

「みなみさやか」は微醗酵茶のラインアップ中最も個性的な品種です。今年度は発酵度を上げるため、摘採を遅らせ、葉肉が厚い外観となりました。味にも香りにも圧倒的な濃度を感じるのは、発酵度が上がった効果かもしれません。

手摘みゆめわかば微醗酵茶

手摘み「ゆめわかば」微醗酵茶の再製に取り掛かりました。萎凋工程も良好だったようで、褐変もなく、手間知らずでした。緑色を帯びた茶葉がよくわかります。従来の50%増しの火入れを施すことができるほど、外観・内質共に充実した、別嬪さんに仕上りました。

蒸し製ゆめわかば

はさみ摘み、蒸し製ゆめわかばの再製を実施しました。香味に透明度が髙く、この上なく好ましい品質に仕上りました。『Single Origin Tea 煎茶ゆめわかば』として販売します。

ゆめわかばの日

「ふくみどり」と共に狭山茶の上級クラスを担う品種「ゆめわかば」。煎茶・醗酵茶ともに、極めて良好な内質の新茶となりました。今年度の品質は過去最高の水準かもしれません。

新茶手摘み・萎凋香体験 ~ 煎茶ふくみどり

女子栄養大学、金子嘉徳教授とゼミ生30名の皆さんが茶摘み体験に参加されました。ふくみどり生茶葉から生じる萎凋香はほとんど果実のよう・・・!台湾やスリランカのものと比べ、葉肉の薄い日本茶品種は萎凋香の発揚が極めて早いので、新茶の理解には有効な体験だと思います。

新茶初摘み ~ 釜炒り製ふくみどり

令和6年度の新茶摘採がスタート、第一弾は「ふくみどり」野木園・・・ 釜炒り製微醗酵茶に加工します。美しい荒茶が誕生しました。渋みのない、ドッシリとした味。なにより鮮烈な花香が嬉しい! 幸先の良い新茶のスタートとなりました。