蒸し製ゆめわかば
はさみ摘み、蒸し製ゆめわかばの再製を実施・・・
『Single Origin Tea 煎茶ゆめわかば』として販売します
【ゆめわかば摘採】撮影:2024/05/12 8:52
入間市新久地区にある市川喜代治氏の「ゆめわかば」茶園の摘採風景・・・ 天候にも恵まれ、良好な収穫・萎凋日和でした
【蒸し製ゆめわかば荒茶】
同じ原葉から製茶した微醗酵茶も好ましい出来栄えでしたが、煎茶も過去最高の品質です
【火入れ工程】
伊達式の小型乾燥機で火入れを行います。直火式の火入れは、萎凋香との相性は極めて良好です。
【仕上がり外観】
この品種に携わってから10年ほどになりますが、毎年異なった内質の荒茶が生産されています。限られた経験からではありますが、今年度は蒸し製も釜炒り製も、この上なく好ましい品質に仕上りました。「ゆめわかば」の長所は味も香りも分かりやすい点・・・ 味は品種の特徴がストレートに伝わり、香気は乳香と萎凋香を同時に感じます。見方を変えれば、自己表現の強い「おてんば娘」といった印象です。今回の仕上りでは、味に透明感があり、きめ細かな味を感じとることができました。香気では、くどいほどの乳香が影を潜め、ふくよかな萎凋香が伝わります。娘からレディに成長した印象で、好感が持てます。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎