新茶手摘み・萎凋香体験 ~ 煎茶ふくみどり

今季、煎茶の第1号はふくみどりでした

 

四月中旬頃から「ふくみどりが早そう・・・」との情報が流れていました

 

 

【ふくみどり野木】撮影:2024/04/28 6:59am

明け方まで降っていた雨で、茶葉は濡れていました

 

 

【ふくみどり野木園】撮影:2024/04/28 6:52am

早朝より摘み娘さん達が摘み取りを始めます

 

 

【茶摘み体験】

女子栄養大学、金子嘉徳教授とゼミ生30名の皆さんが茶摘み体験に参加されました

 

 

【萎凋香体験】

手摘み終了後は備前屋本店に移動し、摘みたてと萎凋処理中の生茶葉との香気の違いを体験してもらいました。ふくみどり生茶葉から生じる萎凋香はほとんど果実のよう・・・!  台湾やスリランカのものと比べ、葉肉の薄い日本茶品種は萎凋香の発揚が極めて早いので、新茶の理解には有効な体験だと思います。

 

 

【仕上り外観】

製茶は奥冨雅浩氏に依頼。品評会出品用の小型機で製茶された茶葉は、色沢も外観も美しい。軸と同様に長く伸びた本茶分の存在に圧倒されます。葉切れは皆無ゆえ、渋みとは無縁の端正な滋味が広がります。何より、味が引いた後、口中に広がる軽やかで華やかな萎凋香の余韻ときたら・・・ 野木園手摘みふくみどりならでは味わいです。この瞬間の喜びために茶業者をやっているのかもしれません。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎