夏芽の荒茶の評価
夏芽荒茶の値付け作業が終了しました。春芽と異なり、夏芽は香味の起伏に乏しく、新たなチャームポイントを見出す楽しみはほとんどありません。それでも夏芽以降の製造茶行わない狭山においては、茶産地狭山の底辺を支える大切な煎茶です。今年も上質の荒茶がそろいました。高温多湿の梅雨空のもと、製造に携わった生産家の皆さんに感謝です。
高麗郷巾着田の曼珠沙華
彼岸の入りを迎え、高麗郷巾着田の曼珠沙華が開花してきました。猛暑日続きだった今年の夏、いつ咲くことかと心配しておりましたが、先週の雨で地が冷やされ、秋の訪れを知ったのでしょうか?この分なら彼岸の中日には見応えが出て、今週末には盛りを迎えることでしょう。好天が続くことを祈ります。
「第52回関東ブロック茶の共進会」審査会
関東地区の出品茶が集う品評会「第52回関東ブロック茶の共進会」の審査員を務めてまいりました。多数の、最高レベルの茶に触れる機会でした。おかげで、茶に対する感覚がこの上なく研ぎ澄まされた気がして、この上ない学びを積み上げることができました。
季節商品『秋新茶』用の火入れ作業
季節商品『秋新茶』用の再製を行いました。使用するのは「やぶきた」「ふくみどり」「ゆめわかば」3品種5種類の原材料。もちろん、生茶葉に萎凋香処理を施した荒茶だけを使用しています。
3年振りの皆既月食
今回の日食は明け方間近で月の高度がどんどん低くなり、自宅からは少々 観測しづらい天体ショーでした。いつもより暗く感じましたが、月の高度が低かったためかもしれません。いずれにしても平日明け方近くの天体ショーは睡眠の調整が難しい。完全に寝不足です。
長時間火入れ!令和7年度産「おくむさし」微醗酵茶
微醗酵茶「おくむさし」の再製が完了しました。大柄な外観、クルンとカールした小柄なチップ。この品種に固有の個性的なルックスです。ナッティーでマンゴーのように濃厚な萎凋香、極めて線の太い香気。香味が完全に一体となって口から喉に滑り降りる印象・・・ 初めて体験する味わいです。
’25八ヶ岳高原音楽堂
猛暑の武蔵野を離れ、八ヶ岳高原でのライブ演奏を楽しんでまいりました。八ヶ岳高原音楽堂での岩崎宏美アコースティックライブ・・・ ピアノとスチール弦ギター、そして背景の窓からは鳥や虫の羽ばたきが観察できました。他ではホールでは味わうことのない貴重な時間でした。
琥白Platinumの合組工程
琥白Platinumの合組を行いました・・・ 3品種、8種類の仕上茶を組み合わせます。最良の組合せを施すべく、必ず口合(テストブレンド)を行います。試行錯誤を繰り返し、結果的に8回の口合を行いました。
琥白用「さやまみどり」仕上げ
とっておきの品種「さやまみどり」の再製に取り掛かります。萎凋性能に優れ、茶産地狭山の萎凋香を支えてきた大切な品種です。他品種の個性を生かしながら、萎凋香に厚みをもたらす・・・ 『琥白』の合組には必要不可欠な貴重な品種です。
フランス ブルターニュ産のお茶
フランスより茶のサンプルが届きました・・・ ブルターニュ地方で栽培・製茶された「雲南種」だそうです。萎凋香緑茶、番茶、白茶・・・ フランス産の茶も「雲南種」も初めての体験。国産の緑茶品種とは全く異なる個性を確認することができました。
