令和7年度狭山茶新芽の状況 Part2

先週後半からの好天で新芽の生長が顕著になってきました。新芽は夜に成長するといいますから、夜間の気温があがってきたのがなによりの朗報です。茶摘み開始予定である4月27日の予報では、天気も温度も申し分のない日になりそうです。

令和7年度狭山茶新芽の状況

茶の新芽の様子が気になる時季、四月中旬 新芽の様子です。寒の戻りによる被害もなく、新芽の生長は順調ながら、摘採は昨年に比べ5日~一週間ほど遅くなりそうな見込みです。

微醗酵茶ゆめわかば手摘み

釜炒り製微醗酵茶「ゆめわかば」手摘みのオーダーを頂戴しました。発注元は鎌倉市にある喫茶室。鎌倉も表参道と同様に日本茶喫茶のメッカになりつつあります。歴史と文化のある古都、散策の途中で香り高い萎凋香でティータイムをお楽しみいただきたいものです。

雪の茶園

久し振りのお湿り、一年ぶりの降雪・・・ 茶樹には雪が載り、雑木林の枯れ枝も雪化粧を始めました。1月に一度降水があったきり、一ヶ月振りのお湿りです。茶園にとって、雪は雨よりも水持ちが良いので効果絶大。しかも越冬する害虫も減ると言われております。

微醗酵茶かなやみどり

「かなやみどり」種を微醗酵茶『琥白』用に再製。昭和45年に農林登録された歴史ある品種。在来種の特質を留めており繊維質が多く、微醗酵茶としては仕上に手間のかかる品種です。その代わり とびっきりの個性を持っているものがあり、それゆえ令和の現在まで改植されずに生産が継続されているのだと納得。

茶葉の耐寒色

早朝の気温は連日の氷点下・・・立春を過ぎてから、真冬の寒さが戻ってきたようです。風が吹き抜ける通路脇の「やぶきた」には耐寒色の茶葉が目立ってきました。狭山茶の品質向上のために、寒い冬は大歓迎。「最長寒波の到来」の予報に期待を寄せます。一月は暖冬傾向だったので気を揉んでいましたが、「最長寒波の到来」の予報に期待を寄せます。早朝の気温は氷点下が続いており、良い塩梅。このまま春彼岸まで冬らしい気候が続いてほしいものです。

日本茶専門喫茶処「伍itsu」

日本茶喫茶のメッカ表参道にある日本茶専門喫茶処「伍itsu」へ行ってきました。オーダーしたのが萎凋香煎茶「つゆひかり」と高千穂産「みなみさやか」釜炒り茶。都会の喧騒を忘れる静かな雰囲気の中、店主の思い入れのある茶器で呈茶される、こだわりの日本茶と茶菓子を味わいます・・・ 時間がゆったりと流れます。

霜の季節

連日、早朝の気温は氷点下を表示、茶園は降霜で真っ白に・・・。摘芯の済んだ茶葉に描かれた霜の具合が表情豊かで、見応えがあります。年間の気温差が大きいど、良好な萎凋香が期待できます。冬らしい季節の訪れを期待しています。

煎茶と微醗酵茶~「ふくみどり」飲比べ会

今週末開催の「感謝祭」で、製茶法の違いによる「ふくみどり」の飲み比べを実施します。同じ茶園から生まれた茶が、製法でこれほどまでに嗜好が変わるのは驚きです。お茶の奥深さを感ぜずにはおれません。機会のある方は感謝祭でお試しになりませんか?予約は不要です。

琥白Platinumみなみさやか ~ Japan Tea Expo に向けてPart2

「みなみさやか」は微醗酵茶のラインアップ中最も個性的な品種です。今年度は発酵度を上げるため、摘採を遅らせ、葉肉が厚い外観となりました。味にも香りにも圧倒的な濃度を感じるのは、発酵度が上がった効果かもしれません。