ふくみどり・ゆめわかば 春整枝

桜満開の季節、三月にもかかわらず 今日は夏日を迎えました。

 

陽気に背中を押され、四月に予定していた春整枝を行いました。

 

【ふくみどり園】

「琥白」原葉確保のため「ふくみどり」「ゆめわかば」園の一部をハサミ台に模様換えです。奥に見えるのは野木ふくみどり・・・ 背丈は倍以上あります。15%ほどの面積を「琥白」用に切り替えました。

 

 

【ゆめわかば園】

「琥白」は生葉提供者である生産家とのスケジュールが合致しない限り製茶できません。「ゆめわかば」を供給できる生産家は一名のみ。今年度は都合が合わず、涙を呑んで諦めました。とびっきりの個性を持つ 貴重な萎凋香品種だけに、備前屋野木園の30% を「琥白」用に転換し、次年度に備えます。

 

 

【ゆめわかば】

真冬の寒さから茶樹を守り、耐寒色に染まった外側の茶葉を刈り落とし、緑色の茶畝が現れました。もともと野木園だった茶樹の刈り跡の軸の太い事! 8年前までは「やぶきた」100%だった茶園が、今では50% 未満となりました。生産の中心は萎凋香煎茶ながら、微醗酵茶・白茶・釜炒り製緑茶と多種に渡ります。あふれんばかりの期待とチョッピリの不安を胸に新茶に向かいます。四月はどのような天候になるのでしょうか?

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎