野木園の冬越し状況

年の瀬を迎え、野木園の冬越し準備が整いました

 

秋整枝・施肥・摘芯・わら敷きetc.・・・ これで冬越し体制は万全です

 

【ふくみどり園】

雑木林から若干距離がある茶園のため、根元に敷いた藁が見えています。冬の季節風による冷えと乾燥から茶樹を守るため、例年根元に稲わらを敷き詰めます。その上に降り積もる落ち葉とともに貴重な肥料となります。新茶の頃には、ほとんど土に還っています。

 

 

やぶきた園

こちらは雑木林のすぐ脇にある、やぶきた茶園。雑木林は武蔵野に残された平地林ゆえ、欅・楢・ブナといった広葉樹がほとんどです。先月、芥子菜の油粕で施肥を行い、茶樹の根元に藁敷きを行いましたが、すっかり落ち葉で隠れてしまいました。畝間は枯れ葉が積りレッドカーペットならぬ、落ち葉絨毯になっています。

 

 

【ふくみどりハサミ台茶園】

琥白用にハサミ摘採用茶園。根元にある藁がよく見えます。畝間にだけでなく、茶樹にも落ち葉が乗っています。

 

 

【いずみ新植園】

4月に植えた「いずみ」の苗木達。真夏の日照りを乗り越え、見事に活着しました。

 

 

【いずみ】

北西から吹きすさぶ厳しい季節風にさらされる武蔵野台地、乾燥と低温の厳しい冬を無事に乗り切って欲しい。猛暑と厳冬によるストレスを糧に、鮮やかな萎凋香を秘めた若木に成長してほしいものです。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎