正月新茶と炭火入れ狭山茶

早朝の気温は氷点下が続く時季・・・ 

 

木枯らしの季節にふさわしい狭山茶をラインアップに加えました

 

【正月新茶】

正月新茶は「やぶきた」2種類、「ふくみどり」4種類、「ゆめわかば」1種類の萎凋香荒茶を仕上げ、合組を行いました。喉から鼻腔に抜ける、爽やかで華やかな萎凋香が特長です。

 

 

【炭火入れ狭山茶】

炭火入れ狭山茶は萎凋香「さやまみどり」を備長炭で火入れを施した、品種も火入れ方法も極めて希少な煎茶です。一言でいえば、この上なく「ほっこり」した濃厚な味・・・ 他所には決してありえない、個性的な狭山茶です。

 

 

【外観比較】左:炭火入れ狭山茶、右:正月新茶

火入れ方法の違いが外観に現れています。熱風で乾燥させるタイプの「正月新茶」はオーソドックスな外観。他方、熱した火入れ機の中で摺る方式の「炭火入れ狭山茶」は表面が白っぽく仕上がります。

 

 

【水色比較】左:炭火入れ狭山茶、右:正月新茶

「炭火入れ狭山茶」はやや黒ずんだ印象・・・ 重みのありそうな抽出液が濃厚な香味を彷彿とさせます

 

 

【パッケージ】左:炭火入れ狭山茶、右:正月新茶

「炭火入れ狭山茶」は俳画画家 来子耿太(くるすこうた)、「正月新茶」は墨絵画家 又野達也のデザイン・・・ 年末年始にふさわしい温かみのある、華やかなパッケージです。

 

 

【包装】

備前屋での進物には季節毎に掛け画を用意しています。主題は武蔵野の風情・・・ 11月末~12月下旬はジョウビタキで「ひたき来る 光のように 灯のように」・・・ 腹部のふかふか羽毛が濃い橙色で、何とも温かみのある印象です。12月末から1月は福茶の掛け紙に代わり、お年賀の風情を醸します。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎