琥白ゆめわかばの仕上げ
琥白のシングルオリジンティー「ゆめわかば」に、まとまったオーダーをいただきました

『喫茶来』持参したのと同じ荒茶を使用しています

【仕上げ】
太い軸と薄緑色の下葉が目立つ外観。茶園にある状態から茶葉の色が濃く、樹勢の強い品種です。

【仕上げ】
再製工程では篩分けした後、茶色の軸と「頭(色の淡い下葉)」を取り除きます。

【仕上り外観】
火入れを施して完成。数年前まで60分以内の火入れ処理でした。それ以上火入れすると茶葉が火に耐えきれず、内質を損なうような印象だったのが、ここ数年は100分以上を費やすほどになりました。それは醗酵工程の改善によるものと思っています。今回の火入れ時間はほぼ120分。試飲では真っ先に乳香を感じます。台湾種「金萱」に通じるものです。味は抽出液の存在を感じさせます。「ふくみどり」等のサラッとしたものより、すっと濃厚でわかりやすい。これが「ゆめわかば」の真骨頂かもしれません。味が引いた後の余韻には、フルーティーな萎凋香が響きます。乳香 → 濃厚な味 → 華やかな萎凋香・・・ 今回の仕上げを通じて感じた「ゆめわかば」の内質です。どちらかといえば大人しい狭山品種にあっては、極めて個性的な品種に思われます。この「分かりやすさ」こそが、この品種が好まれる理由かもしれません。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎
