モクセイと金木犀

備前屋の店庭にモクセイ(銀木犀)が、再製工場脇には金木犀があります

 

普通に「モクセイ」といえば「銀木犀」を指すそうです

 

【銀木犀】撮影:2025/09/30 11:38  FujifilmXT-2 + Carl Zeiss Macro-Planner T*2/50

9月27日午後、店舗の駐車場にモクセイの香気が漂ってきました。午前中には全く感じなかったので、まさしく突然の芳香でした。車から降りたお客様も、ふんわりとした甘い香りに気づかれるようで、しばらく植木場をのぞき込んでいる方もいらっしゃいました。

 

 

【銀木犀 Part.2】撮影:2025/10/03 8:01  NikonDf + Micro NIKKOR 60mm

例年より半月ほど遅い開花。真っ盛りを迎えている巾着田の曼珠沙華と同じ時季なので、まるで呼応し合っているのかと思うほどです。ミッキーマウスの手のような花弁は乳白色・・・ 銀木犀の名称にふさわしい色合いです。

 

 

【金木犀】撮影:2025/10/10 10:00 NikonDf + Micro NIKKOR 60mm

10月になってから街中を歩くと、金木犀の香りに気づきます。日高市ではモクセイを市の花に指定しており、あちらこちらで庭木として植えてある家が多いようです。

 

 

【金木犀 Part.2】

市民祭で金木犀の苗木を配ったことがあり、それが我が家の庭木として育ってきました。銀木犀より少々晩生種のようです。金木犀と呼ぶに値する、濃厚なオレンジ色の花弁。銀木犀より濃厚で粘度の高い香気は抜群の存在感、記憶に残る迫力ある香りです。二種類のモクセイの香りが、本格的な秋の訪れを覚えさせてくれました。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎