季節商品『秋新茶』用の火入れ作業
季節商品『秋新茶』の再製を行いました
使用する原材料は「やぶきた」「ふくみどり」「ゆめわかば」の荒茶3種類・・・
【伊達式透気乾燥機による火入れ工程】
「やぶきた」「ふくみどり」は直火型の火入れ機「伊達式透気乾燥機」を使用します
【伊達式透気乾燥機による火入れ工程 Part2】
燃料はLPGで火力が強く、しかも熱風であおるタイプではない「直火式」ゆえ、火入れ処理以降も萎凋香が持続する秀でた乾燥機です
【手火入れ】
「ゆめわかば」には「ほいろ」を使用しました。燃料は電気なので火入れ作業での移り香の心配は皆無の上、熱風も不使用なので、萎凋香に与える悪影響は全くありません。
【外観】
3品種を合組し完成です。もちろん原材料には生茶葉に萎凋処理を施した、香気豊かな荒茶だけを使用しています。
【水色】
合組の主体は「やぶきた」で、「ふくみどり」「ゆめわかば」順の比率で組み合わせています。3品種の比率を決定するのに口合(テストブレンド)を実施します。香気を主体にした合組は、ほんの5%をいじっただけでガラッと内質が変わることがよくあります。今回は都合6回の口合を経て組合せを決定しました。山吹色に近い落ち着いた水色。萎凋香主体の香味はコクよりも香気の余韻が口中で響くタイプです。なお、使用している原材料・再製の明細はOnline Shop「萎凋香煎茶 秋新茶」の【製品情報】で確認いただけます。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎