琥白Platinumの合組工程

琥白Platinumの合組を行いました・・・

 

3品種・8種類の仕上茶を組み合わせます

 

【口合工程】

合組とは、やみくもに仕上り品をブレンドすることではありません。煎茶でも、微醗酵茶でも手摘み茶は香味ともにこの上なく繊細で、それぞれの個性が際立っています。最良の組合せを施し、元の状態よりも優れた茶に仕立てるのが合組であり、そのための手法として必ず口合(テストブレンド)を行います。ここで活用するのが、小数点以下一桁まで表示できる計量機。もともと「ハーブティー狭山茶」用に購入したものが活躍します。手摘み茶の合組では、組合せを5%を変えただけで全くの別物になることがあります。今回は試行錯誤を繰り返し、結果的に8回の口合を行いました。

 

 

【合組工程】

使用した微醗酵茶は「ふくみどり」3種類、「ゆめわかば」3種類、「みなみさやか」2種類。それぞれの使用比率に応じて用意します。

 

 

【合組完了】

微醗酵茶はこの上なくデリケートな形状なので、形を壊さないよう全て手作業で行います

 

 

【外観】

軽やかで花のように香しい「ふくみどり」、華やかな香味「ゆめわかば」、アッサム種の濃厚な味と厚みのある萎凋香「みなみさやか」・・・ それぞれの個性が寄り添い、引き立て合う組合せを目指しました。

 

 

【水色】

手摘みゆえ、淡い印象の抽出液ながら、口に含めば鮮やかな香気と濃厚な味が広がります。品種によって発揚する萎凋の味と香りが、それぞれ異なります。単品仕上げよりも内質の良好なものが出来上がる、大いなる可能性を秘めています。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎