焙じ茶専門喫茶室『櫻井焙茶研究所』にて

一度は行ってみたいと願っていた喫茶室を訪問してまいりました

 

ほうじ茶専門の喫茶とは専門性が高く、興味津々のスポットでした

 

【看板】

少々敷居が高いかな?と感じており、いままで訪問の機会がありませんでした。今年の吉田山大茶会、スタッフの方が店ブースにまでお越しいただき、ご縁が生まれました。

 

 

【コースメニュー】

喫茶のコースが用意されており私は煎茶を、連れは焙じ茶のコースをチョイスしました。

 

 

【煎茶コース】

普通煎茶「やぶきた」→ 蒸し製玉緑茶「ふじかおり」→ 中蒸し煎茶「なんめい」→ 普通蒸し煎茶「在来」→  深蒸し煎茶「はると34」・・・ それぞれの茶種よって茶器を替え、煎毎の抽出方法も変わります。ソーダ水で割った水出しもありました。

 

 

【ほうじ茶コース】

ハンディな焙烙で、一煎づつ炒って提供されます。こちらも様々なタイプの焙茶が、多様な呈茶で提供されました。

 

 

【みなみさやか焙茶】

一番気に入ったのがこちらです。使用原材料は蒸し製の刈り番かと思われます。味も香りも良く、その場で炒り上げた香ばしさも加わり、従来飲んだものとは一線を画する内質です。この品種はアッサム種・中国種・コーカサス種のDNAを継承しており、萎凋香に優れた香り高い品種です。弊店でも微醗酵茶用に栽培していますが、新たな用途に興味がわきます。
店舗スタッフを取り囲むように設置された大型テーブルは私達以外に台湾からのグループとアメリカからの方々が占めています。当日は日曜日ということもあり、滞在中ずっと満席でした。コースあたりの時間が決められており、予約制なので運営はやりやすいとは思いますが、スタッフの接客態度や動き方には感銘を受けました。大いに見習いたいものです。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎