令和7年新茶手摘み野木園ゆめわかば
新茶手摘み第二弾はゆめわかば・・・
決して早生品種ではないものの、摘採の適期を迎えています
【ゆめわかば野木】
いつもながら、樹勢が極めて良好です
【ゆめわかば手摘】
しかも、新芽の生育がこの上なく均一で、手摘み作業がはかどります
【新芽】
ほぼ一芯三葉に成長したばかりの新芽ばかり・・・ 摘採には、ぜいたくな生茶葉です。この日は曇天ながら、時折差し込む薄日を活用しつつ、良好な萎凋を施すことができました。若い茶葉ならではの成果です。
【仕上り外観】
ふくみどり同様、奥富雅浩氏による製茶のため「剣先」が目立ちます。茶葉の光沢はふくみどり以上・・・ 見事な外観です。萎凋度合いがドンピシャだったようです・・・ この品種特有、くどいほどの品種香の奥に極めてさわやかな萎凋香が響いています。そして「甘露」のごとく、ひたすらに甘い滋味・・・ この品種では初めての体験です。今年度の作柄・奥富氏の製茶技術・火入れの三拍子がそろった効果に思われます。寒さの影響が皆無の作柄と、ほいろによる単純な火入れとの相性が最適だったようです。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎