WANGTEA LAB×有記 ~ 台湾春茶研修 Part3

久し振りに茶芸館 (?) に行ってきました・・・ 

 

前回は2015年訪台のときだったので、10年振りです

 

【WANGTEA×有記】

台北にある茶販売店『有記名茶』に新設されたティールーム。2014年、台北に到着直後に訪れたのが『有記名茶』でした。様々な烏龍茶を試飲させてもらった中で、包種茶を購入。最近その店舗脇に隣設されたのがこの店、茶芸館というより喫茶部といったところでしょうか。

 

 

【店舗2F】

以前からあったものなのでしょうか? 階段を上った二階正面はレンガ積みのレトロな壁。なんともシュールな雰囲気を漂わせています。

 

 

【店舗2F Part2】

一転、窓からの景色は街路樹が映え、とても落ち着いた雰囲気です

 

 

【文山包種茶】

11年前を思い出しながら、文山包種茶を選択。釜炒りを始めて間もない頃、五里霧中をさまよいながら半醗酵茶に恋焦がれていた時期、そして初めて桃園の長生製茶廠のお世話になったときでした。『有記名茶』にて最初に試飲した包種茶は香気がわかりやすく、とてもインパクトがありました。「これが台湾茶の香気・・・!」と記憶に記されています。

 

 

【文山包種茶 Part2】

偶然知り合った台湾茶喫茶室のオーナーに誘われ、訪れた桃園の長生製茶廠・・・ 林文経・和春親子には、筆舌に尽くせぬほどのお世話をいただきました。茶園での摘採、萎凋・搖青といった生茶葉の扱い方、殺青・揉念の製茶工程etc.・・・ どんな質問にも丁寧な対応、まさしく手取り足取りの教えでした。おかげ様で、いつも持参しているメモには書き込みがびっしりです。コロナ禍の3年間を除き8回目の訪台でしたが、何年たっても新たな疑問点・問題点が浮かんできます。今年も2点ほど宿題を持ち込み、明快な回答を頂戴しました。この次はいよいよ狭山の新茶を迎えます。大きくふくらむ期待と新たな希望、そしてちょっぴりの不安・・・ 来たるべき新茶が楽しみです。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎