琥白の合組 ~ 5品種・7種類の微醗酵茶

昨今、微醗酵茶『琥白』の引き合いが多く・・・

 

再製に追われながら、合組作業を進めています

 

【合組工程】

今回の合組は7種類の仕上品を組み合わせます(地区名は栽培地)
・入間市新久産ふくみどり
・日高市高萩産ふくみどり
・日高市駒寺野新田産ふくみどり
・入間市新久産ゆめわかば
・入間市根岸産さやまみどり
・入間市上谷ヶ貫産むさしかおり
・入間市根岸産かなやみどり
これだけ多種の品種組合せは初めてかな?

 

 

【合組工程 Part2】

合組作業完了・・・ 微醗酵茶は壊れやすいので、慎重に手作業で行います

 

 

【外観】

組合せの主体は「ふくみどり」・・・ 白毛が目立ち、チャーミングな外観です

 

 

【茶殻】

7種類の合組品ゆえ、色沢も萎凋の状況も醗酵度合いも多種多様・・・ 様々な表情をみせる茶殻でさえも、見ていて飽きることがありません

 

 

【水色】

微醗酵茶の仕上げは全て手作業による選別を伴うので、一ロット分の再製工程に最低3日を要します。それゆえ7種類の仕上げ茶を揃えて行う合組は、この上なく稀な機会です。乳香の奥から萎凋香が響く「ゆめわかば」、しっとりと落ち着いた萎凋香風味「むさしかおり」、愚直なまでに濃厚な滋味をもつ「さやまみどり」、狭山品種にない とびっきり個性的な「かなやみどり」、それら品種達の個性をしっかりと受け止め、まとめ上げる3種類の「ふくみどり」。この穏やかな琥珀色の抽出液には、5品種7種類の微醗酵茶それぞれの個性が溶け込んでいます。使用した荒茶 個々の製茶工程を振り返りながら試飲するのは格別です。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎