茶葉の耐寒色

早朝の気温は連日の氷点下・・・

 

立春を過ぎてから、真冬の寒さが戻ってきたようです

 

【ふくみどり園】

雑木林の隙間から、日の出直後の陽光が射しこんできます。気温は低いものの、霜は全くありません

 

 

【やぶきた】

風が吹き抜ける通路脇の「やぶきた」には耐寒色の茶葉が目立ってきました

 

 

【やぶきた耐寒色】

茶葉の両脇から赤紫に色を変えつつあります

 

 

【やぶきた耐寒色 Part2】

耐寒色の茶葉の一部に白い斑点を生じているものがありました。茶業研究所に問い合わせたところ寒さによる凍傷の様なもので、心配無用との事。

 

 

【雪】

茶園脇の道路に白い粒子が目立ったので「何かな?」と良く見れば、なんと雪でした! 自宅周りでは全く気付かなかったでビックリ。茶畑ではよほど冷え込んだのでしょうか? 風花なのかもしれません。

 

 

【ゆめわかば園】

この品種は背丈が大きく、茶葉の緑色が濃いので勢力旺盛にみえます

 

 

【ゆめわかば耐寒色】

ほんのりとではありますが、赤紫色がみられます。耐寒色が発生するのは、圧倒的に「やぶきた」が多く、寒さに強い狭山品種では珍しいものです。狭山では「耐寒色が発生した年の新茶は品質が良い」との言い伝えがあり、毎年茶園の冬越しの状況を観察しています。一月は暖冬傾向だったので気を揉んでいましたが、「最長寒波の到来」の予報に期待を寄せます。早朝の気温は氷点下が続いており、良い塩梅。このまま春彼岸まで冬らしい気候が続いてほしいものです。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎