琥白ほうじ茶の合組
琥白ほうじ茶の合組を行いました

昨年末に焙煎を依頼した琥白ほうじ茶2種類を組合せ、商品としてつくり上げます

【琥白ほうじ茶2種類】左:強火、右:弱火
焙煎加工は焙じ茶の専門家、山梨商店の山梨宏之さんにお願いしました。山梨さんは半醗酵茶の焙茶も手掛けるので、微醗酵茶の萎凋香を十分に活かす技術をお持ちです。前回依頼した際の提案を受け、品種によりローストの度合いに変化をつけてもらいました。葉肉の厚い「さやまみどり」は強火に、「ふくみどり」「ゆめわかば」等それ以外の品種は弱火に加工。掲載画像でも茶葉の色合いでローストの強弱が伝わると思いますが、実際の香味は見た目以上の差があります。

【仕上り外観】
微醗酵ほうじ茶は新しい商品ゆえ、知識も経験もデータも積み上げたものがほとんどありません。今回は、口合(テストブレンド)を重ねた上で合組を行いました。

【水色】
前回「一煎目で焙煎香、二煎目で萎凋の効果が表れる焙じ茶を目指した」が焙煎担当者の ねらいでした。今回は図らずも「一煎目で萎凋香、二煎目以降で焙煎香が楽しめる焙じ茶」が完成しました。「再現性が無い」と言えばその通りなのですが、これはこれで好ましい内質だと思います。煎を重ねる毎に香味が変化すること、焙じ茶固有のロースト感とその濃度を保持していること、何より『琥白』の香味と明らかに違うこと・・・ 微醗酵茶のラインアップとしては十分な品質を備えています。何より、今後の成長が楽しみな存在です。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎
