令和6年度炭火入れ狭山茶
木枯らしの時季を前に、季節商品『昔仕立て炭火入れ狭山茶』を用意しました
「さやまみどり」に備長炭火入れを施した、寒い季節にふさわしい狭山茶です
【火起こし】
炭火入れの短所は備長炭の着火に手間がかかること。火消し壺に保管している消し炭に、ガスバーナーを使用して火を起こします。火入れ工程に入るまで、たっぷり1時間は必要です。
【燃焼中の備長炭】
その代わり、一度着火した備長炭は静かに同じ温度で長時間燃焼してくれます。温度は備長炭の量と通風孔の開閉で調整します。
【火入れ機】
炭の燃焼室の上には半円筒形の火入れ機があり、茶温が均一になるよう、茶を攪拌します。
【取り出し】
茶温のチェックと試飲で火入れ状況を確認します。適切な状態になったところで、取り出します。
【仕上り外観】
今年の「さやまみどり」は比較的短時間で火入れ処理が完了しました。作柄が良好だった影響かもしれません。
【水色】
水色はお約束通りの山吹色。抽出液には尖ったものが皆無。のどを通るときも、口中の余韻もとってもスムース。優しい火入れ香を感じます。萎凋が良好だったためでしょうか?
【パッケージ】
今年は「ジャパンティーエクスポ」と「喫茶来 TOKOROZAWA TEA FES 2024」でテスト販売を実施しました。イベントに持参するのは初めてでしたが、両イベントともに完売でした。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎