琥白Platinumみなみさやか ~ Japan Tea Expo に向けてPart2

微醗酵茶のラインアップ中最も個性的な品種・・・

 

アッサム種+中国種+コーカサス種の血を受け継ぐ超ハイブリッドな品種です

 

【仕上げ】

今年度は発酵度を上げるため、摘採を遅らせました。例年より5日程度遅い手摘みです。葉肉が厚く、大柄になったのが一目瞭然です。

 

 

【火入れ】

火入れ時間は250分、通常の2倍以上を費やしました。この品種は時間をかけるほどに、香気の発揚が活発になります。

 

 

【外観】

微醗酵茶というより、海外産の烏龍茶に近いような印象です。葉肉の厚さが明らかで、今までの微醗酵茶とは一線を画するルックスです。

 

 

【水色】

抽出液は赤みが射した黄金色といった具合。香りはシナモンやメントールを感じ、涼しげな印象を覚えます。味にも香りにも圧倒的な濃度を感じるのは、発酵度が上がった効果かもしれません。余韻には、様々なフルーティーな香気が反響します。

 

 

【ファインティー賞】

今イベントの前身、Japan Tea Festival に「みなみさやか」をエントリーしたとき、五つ星ファインティー賞を頂戴しました。あの時は初摘の製品でしたが、あれから5年、茶園は幼木から青年期へと成長しております。会場では、常時テイスティングを実施します。大人になった「みなみさやか」はどのような評価を受けるでしょうか。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎