八ヶ岳高原音楽堂
八ヶ岳高原音楽堂へ行ってきました
テレビの美術番組で知ったばかりの建造物・・・
【八ヶ岳高原音楽堂】
八ヶ岳高原ロッジからバスで5分ほどの場所にあり、開場時間まで、敷地内への立ち入りは禁止されています。八ヶ岳の自然に囲まれた土地からの眺めには、人工物は見当たらず、緑一色の世界が広がっています。エントランスとコンサートホール、二つの六角形を方形のホワイエがつないでいる、個性的な建物です。
【コンサート】
当日のプログラムは天満敦子のバイオリンリサイタル・・・
【ステージ】
建物の外壁は一面にガラスが配されており、ステージの背景は八ヶ岳の自然そのものです
【コンサートホール】
すべて木造りのコンサートホール。可動式の椅子が配置された観客席。背後に設置されたガラスには、森の木々が映り込みます。
【天井】
屋根のトップはピラミッド状の立体成型、透明なガラス素材が使用され、その下の天井は素通しです。コンサート開始時には、天井に配置されたロールスクリーンが巻き取られ、戸外からのやわらかな光が観客席を満たします。
【ステージ Part2】
外光が差し込む床は磨き込まれ、木々の緑を写し、コンサートを盛り上げます。件の番組では、ガラスによる外部からの騒音を懸念するシーンがありました。音楽堂スタッフの回答は「人の耳は、自然の音を騒音としては捉えない」との事。そこでライブの間中、屋外の様子にも気を配っておりましたが、聴こえるのはバイオリンとピアノの音色ばかり。幸か不幸か、小動物影の影も鳥の鳴き声すらも皆無で、静寂そのもの。ガラスの外側では、去り行く夏を楽しむかように、トンボ達が静かに宙を滑るばかりでした。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎