微醗酵茶 夏芽最終
例年、一箇所だけだった夏芽ふくみどりの製茶・・・
ありがたいことに再度、生茶葉の提供がありました
【ふくみどり茶園】撮影:2024/06/29 9:51
入間市根岸にある「ふくみどり」茶園、春芽に引き続き夏芽も微醗酵茶用に頂戴できました。
【ふくみどり摘採】
春芽に比べ、新芽の生長具合にバラツキがあります。
【微醗酵茶ふくみどり外観】
この日の天候は曇り・気温25℃・湿度72%・・・ 日差しが皆無のため、萎凋香工程を変えてみました。一度試したいと考えていた、完全屋内萎凋による微醗酵茶に挑戦。もともと夏芽には、萎凋香発揚成分のバラエティーに不足を感じていました。また、台湾でも「夏茶は烏龍茶に不向き」と言われており、指導を受けている長生製茶廠では、夏茶シーズンは東方美人や紅茶の製造に切り換わります。いずれにしろ太陽は雲の彼方だし、気の置けない夏芽ゆえ、チャレンジには最適です。結局、萎凋には14時間を要し、製茶が完了したのは翌日の午前中となってしまいました。褐変した茶葉も見うけられるものの、香気は素晴らしい! 外観はいま一つながら、内質はこの上なく良好・・・ 上々の出来栄えと、自画自賛しております。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎