琥白Platinumみなみさやか ~ ジャパンティーフェスティバルに向けてPart3
手摘み「みなみさやか」の微醗酵茶・・・
前回の目玉商品でした
【荒茶】
アッサム種のDNAを持つこの品種は葉肉が厚く、太い軸が目立ち、仕上げに手間取りそうな野趣あふれる荒茶です。
【仕上げ】
今年度は5月10 / 11日の2日に分けて摘採、異なる方法で製茶を実施。せっかくの機会ゆえ、別々に仕上げ、火入れ工程でも時間の長短を調整しで内質に変化を加え、試飲を経て合組を行いました。
【仕上げ外観】
出物を取り除くと烏龍茶然とした外観に仕上りました。葉肉が厚いためか、コロンとした印象。チップは全くといっていいほど目立ちません。
【水色】
かなり醗酵度合を上げており、このうえなく琥珀色に近い、濃度ある抽出液。狭山品種の微醗酵茶とは全く別ものの飲料という印象です。口に含めば波のように押し寄せるフルーティーな香気。ナッツを思い出す濃厚な味。メントールのように涼しげな余韻の奥にシナモンを感じます。烏龍茶に一歩近づいた、そんな期待を抱かせる半醗酵茶です。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎