白瑠紺色 ~ ジャパンティーフェスティバルに向けて

今月下旬に迫ったイベント用の製品に仕掛かっています

 

まずは白茶『白瑠紺色』から・・・

 

【仕上げ】

日高市高萩にある自園ふくみどり野木園を一芯二葉で手摘みした原葉を使用しています。この茶園の東~南側には雑木林が広がり、一日の1/3は日陰となるため天然カブセの生茶葉が収穫できます。これに長時間の萎凋処理を施すことにより、緑の茶葉に紺色の載った白茶が完成します。

 

 

【仕上がり外観】

摘採・萎凋開始は令和6年5月11日、終了は13日で萎凋工程に51時間を費やし、萎凋度(水分残留率)は36%でした。白茶に使用する「ふくみどり」は緑茶用品種の中では例外的に白毛が多く、シルバーチップが目立ち、白茶に最適な狭山品種です。もちろん萎凋香特性も このうえなく優れており、渋みの一切ない端正な味と清楚な芳香を提供してくれます。ジャパンティーフェスティバルでは通常の『白瑠』をテイスティングラリーに登録していますが、「紺色」も試飲用サンプルを準備しております。テイスティング希望の際は、お気軽にお声がけ下さい。

 

 

狭山茶専門店 備前屋  清水敬一郎