『手摘みふくみどりを喫む会』

今季最高の蒸し製ふくみどりの火入れ・・・

 

今週末開催する年末感謝祭の『手摘みふくみどりを喫む会』で使用します

 

【野木園ふくみどり】撮影:2023/04/18 07:09

使用するのは今期手摘み第1号・・・ 手摘み4月18日製 備前屋野木園ふくみどり・・・ 昨年より一週間も早い この上なく若い若芽・・・ ほとんど一芯二葉の状況でした

 

 

【火入れ】撮影:2023/11/16 07:09 14:37

「ほいろ」使用による手火入れ・・・ 火入れ時間は約40分間

 

 

【仕上り】

一昨年の全国品評会で一等一席を獲得した狭山市奥富雅浩氏が製茶しました。一芯二葉の若芽 + 備前屋の萎凋技術 + 品評会出品用製茶機械 + 農林水産大臣賞受賞製茶技術 + ほいろ手火入れ が結集した成果です

 

 

【仕上り】

寒冷紗を一切使用しない完全な露地栽培にもかかわらず、紺色の乗った艶やかな茶葉。葉切れのない美しい本茶は緑色の軸と区別つけがたいほど・・・ 手揉み茶を思い起こすほどに伸びやかな外観です。

 

 

【水色】

水色は淡い緑色、澱がなくほぼ完全な抽出液。品評会出品茶との一番の違いは蒸し工程・・・ きっちりと殺青が行き渡るよう、充分に蒸し度を上げて製茶しています。蒸し不足による渋みとは無縁のため、ふくみどりの軽やかな味に加え 萎凋香の余韻がいつまでも響きます。今季最高の萎凋香煎茶であることはもちろん、過去最高の備前屋「ふくみどり」であるのは間違いないでしょう。『紫にほふ煎茶ふくみどり』として販売しておりますが、残り1.8kg が仕上りました。晩秋を迎え 熟成が進んでおり、研ぎ澄まされた萎凋香を発揚しております。『手摘みふくみどりを喫む会』では5煎目まで味わっていただける予定です。

 

 

狭山茶専門店 備前屋  清水敬一郎