映画 “BLUE GIANT”

何がなんでも観たかった映画なのです・・・

 

アニメーション”BLUE GIANT”・・・ 封切が2月27日だったので、とっくの昔に上映が終了しているはずでした

 

【映画館前の看板】

世界一のジャズプレーヤーを志す若者を描いたコミックが原作で、現在4シリーズ目が連載されています。音楽の映画だけに音響の優れた劇場での鑑賞を渇望していたところ、なんと田端にあるミニシアターが上映していました!  少なくとも関東ではここだけと思われます。ところが無情にも 劇場前の看板には「満席です」の表示が・・・

 

 

【CINEMA Chupki TABATA(シネマ・チュプキ・タバタ)】

受付で確認したら、やはり席は埋まっているとの事。複数の映画を扱っている劇場ゆえ、シネマコンプレックスのミニチュアバージョンを想像していました。実際には1スクリーンに20席だけの映画館で、一日数本の作品を時間を替えながら上映するシステムでした。「立ち見でよろしければ、通路に椅子を用意しますけど・・・」と担当の方が助け船を出してくれました。もちろん「喜んで!」と感謝のひと言です。何といっても正味120分もの上映時間ですから。

 

 

【寄せ書き】

受付の反対側にある壁は寄せ書きコーナーになっています。ポスターのすぐ下には「ロングランありがとうございます」のメッセージを添えたジャズピアニスト上原ひろみさん のサインがありました。スクリーン挨拶に来場されたのでしょうね。彼女はこの映画の音楽担当とピアノ演奏を手掛けています。

 

 

【上映資料】

原作コミックのコピーとして「音が聞こえてくる漫画」を謳っているだけに、音響も演奏の描写も素晴らしく、この上ない迫力。なにより小さな空間のもたらす心地よい囲まれ感・・・ 折り畳み椅子にもかかわらず、リズムに合わせて身体が動き出します。ミニシアターでの鑑賞は最高の雰囲気で進行しました。ストーリーは原作に忠実ながら、コミックには存在しなかった描写が加えられていました。これが琴線にふれて、思わず涙腺が緩みます・・・  映画で涙腺が崩壊したのは「ボヘミアンラプソディー」以来かな?  ジャズとは縁のない私ですが、音楽映画には弱いようです。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎