火入れ用和紙の交換

もっぱら微醗酵茶に使用している「焙茶機」

 

バスケットファイヤー方式の台湾製火入れ機・・・

 

【焙茶機】

ニクロム線ヒーターの上にメッシュを配した竹籠を載せるだけ・・・ 火入れの加減は時間で調節するという、単純明快で扱いやすい道具です

 

 

【細川紙】

落ちた茶粉がヒーター線に触れ 煙臭が発生するのを嫌い、メッシュ上に和紙を載せて使用しています。メッシュをそのまま利用する方が熱効率がよいのでしょうが・・・

 

 

【使用前・使用後】

比企郡小川町は和紙の産地。腰があり、耐久性に優れる手漉き和紙「細川紙」を求めています。毎回同じグレードを選んでいますが、交換のたび「これほどまでに劣化するものなのか」と火力の すさまじさを再確認します。熱に耐え、自らの色を変えながら、均一に火が入るよう茶を護ってくれた証左です。

 

 

【交換後】

前回の交換は昨年9月、今回は一年もちませんでした。昨今 使用頻度は飛躍的に上がっており、交換のサイクルは確実に短くなっています。熱風を使用しない焙茶機は香り高い茶の火入れにふさわいしい直下式。しかもロットの小さな微醗酵茶に最適な火入れ機です。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎