春荒茶の値付け作業

夏芽の前に、荒茶の値付けを行いました

この日行ったのは2工場で生産された荒茶60点・・・

 

【拝見台】

まずは外観のチェックから・・・

 

 

【拝見台 Part2】

左から「ゆめわかば」「むさしかおり」「さやまみどり」「ごこう」「ほくめい」・・・ズラッと並んだ 表情豊かな品種達・・・ この生産家の「やぶきた」種の茶園比率は40%以下!

 

 

【左:ゆめわかば 右:さやまみどり】

新旧の狭山萎凋香品種・・・ 2006年農林登録「ゆめわかば」と1953年登録「さやまみどり」・・・  外観を観るにつけ、半世紀に渡る品種改良という時の流れを感じます。現代風に気取った風情「ゆめわかば」、在来種風の素朴な「さやまみどり」・・・ 萎凋香風味も全く異なります・・・ どちらも大好きです。

 

 

【左:むさしかおり 右:ごこう】

あか抜けしきれていない外観ながら、個性的な萎凋香を持つ「むさしかおり」・・・ さやまみどりと台湾種「硬枝紅心」のDNAを持つ狭山萎凋香品種。品種固有のお洒落な香りとパステル調の水色が鮮やかな「ごこう」・・・ 京都で選抜された碾茶品種。さながら「東男と京女」でしょうか? 両者とも適材適所で実力を発揮する、合組材料に最適な品種達です。使い道を考えながら急須で二煎目までチェック・・・ この日は100杯以上を試飲しました。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎