茶葉の耐寒色
久し振りのお湿りでした・・・
三月を迎え、一気に春めいてきました
【やぶきた耐寒色】
耐寒色茶葉の発生が例年より少な目です。一月は低温の日が多かったものの、二月はさほどでもなかったためかもしれません。
【やぶきた耐寒色 Part2】
茶園通路脇にある茶樹の様子。季節風が吹き抜ける区域ゆえ 気温が低いのでしょう。今年は茶樹によって発生のバラツキが目立ちます。
【やぶきた耐寒色 Part3】
一番耐寒色が目立つ茶葉。それでも表面全体には行き渡ってはいません。耐寒色の発生した年は新茶の内質が良好と言われているので、 一安心です。萎凋香の発揚は茶樹の対ストレス能力と相関があるといわれます。昨夏の最高気温は39℃で今冬の最低気温は-7.5℃・・・ 45℃以上!もの年較差により、かなりのストレスに対抗する方策を蓄積し、香気成分を生成する準備を整えていることでしょう。来るべき新茶での上質な萎凋香発揚に大きな期待を抱かせてくれます。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎