琥白Platinum おくむさし
新植以来2度目の収穫となった古の狭山品種「おくむさし」・・・
微醗酵茶への製茶から半年を経過した今、改めて内質を確認しました。
【外観】
葉型が大きく、葉肉が厚く、芯が目立たない 「昭和顔」をした典型的な古い品種のルックス。一方で、この上なく狭山茶らしい濃厚な味をもった「味の狭山茶」の内質を代表する煎茶品種です。
【茶殻】
現在、県内で収穫されているのは備前屋の茶園を含み2箇所のみだと思われます。希少な「おくむさし」・・・ 製茶から半年、火入れから三週間を経過したところで、改めて試飲します。
【水色】
「ふくみどり」に比べ、明らかに濃度ある抽出液。口に含んだ瞬間から胸に迫る存在感、喉を滑り降りた直後から口中に広がる濃厚な味、いつまでも続くスパイシーなシナモンフレーバーの余韻。煎茶で感じていたのと同様、得も言われぬ狭山らしさを訴えて来ます。
萎凋香専門店 備前屋 清水敬一郎