久し振り! 在来種
2016年以来、実に5年振りの製茶・・・
備前屋に入荷する 唯一純粋な(?)在来種、今季は久し振りに微醗酵茶にも製茶しました。
【摘採】令和3年5月14日 8:03撮影
入間市新久にある 間野善雄氏所有の在来茶園。右上の木立は展望台を備えた お馴染みの入間市茶業公園。 公園に隣接し、東~南~西側一体に広がる一等地にあります。
【萎凋工程】令和3年5月14日 14:46撮影
一芯二葉で黄色味を帯びた 小振りな生茶葉・・・ 品種物以上に新芽の生長具合や外観にバラツキがあります
【仕上げ工程】
取除いた軸には在来種の特徴である、途中で折れながらも皮でつながっているものがみられます。
【仕上り】
生長芯が短いためシルバーチップも小振り、茶葉の色は黒味がかっています
【茶殻】
茶葉は縁が赤く染まり、萎凋・発酵は上々の様子
【水色】
個性的なアロマがあるわけではないものの、煎茶で感じる在来種特有の渋味は皆無。良い意味で淡泊な印象の香味は 店の女性に好評を博しました。逆に、品種茶は味も香気も個性が際立っているのが解ろうというもの。微醗酵茶の 在来種は好き嫌いが少なく、様々な品種の個性を取り持つスタンダード種としての存在意義があるようにも思います。
萎凋香専門店 備前屋 清水敬一郎