夏の茶園
雨続きながら 備前屋管理の野木園は夏過ごし良好です。
お盆休みをはさみ、一週間ほど不純な天候が続いておりました。
【白髭 野木園】
雨続きで猛暑が抑えられ 茶園は実に良い状況・・・ ウンカの食害もほとんどありません。
【やぶきた】
6月上旬に整枝してから2カ月半、腰より上の高さにまで成長しました。
【ふくみどり】
こちらは雑木林から離れた場所にあって 日照が抜群ゆえ、さらに威勢の良い「ふくみどり」・・・ 「野木」の名に恥じないルックスです。
【おくむさし】
新植より満3年が過ぎ、幼木から成木へと移り変わる途上の茶園には なぜか赤芽が目につきます。全ての茶樹ではなく、株によってまちまちの様子・・・ それにしてもこれほど鮮やかな赤芽品種は初めです。
【おくむさし赤芽】
生長芯にも紅色がにじんでおり、一葉目 二葉目 三葉目と葉の成長に従って緑色が濃くなっていきます。春芽では全く見られず、夏芽の初期に発生する現象なのでしょう。今季 在来種を製茶したとき、白葉種(黄色い葉)に比べ赤芽は萎凋香の進行が格段に優れていました。ポリフェノールが多いと萎凋に有利なのでしょうか? 白茶なら赤芽だけの拾い摘みで製茶できるかも?・・・ とは言え、年一度のみ摘採の手摘み専用茶園では叶わぬ夢ではありますが・・・
萎凋香専門店 備前屋 清水敬一郎