ハサミ摘みと侮ることなかれ･･･

この茶園から産み出される「ふくみどり」は別格です。

 

【摘採】

入間市新久にある間野善雄氏の「ふくみどり」茶園から産み出される生茶葉は摘採直後からバニラ風の芳香を放っており、すでに只者ではない風情が漂います。持って生まれた香気資質？ それとも秀逸な萎凋応答力の表れなのか？

 

 

【外観】

紺色のかった濃緑色･･･ 他にはない狭山茶らしからぬ鮮やかな茶葉の色沢は茶畑と製茶機械とのなせる技です。

 

 

【茶殻】

パステル調で すっきりとした形状で 端正な茶殻･･･ 水はけの良い新久地区の地勢と「揉み過ぎない」という、今や貴重な高林式粗揉機の相乗効果によるものです。

 

 

【水色】

正統蒸しによる、澱の少ない抽出液は絵に描いたような黄金色。わずかな渋味すらも感じさせない濃厚な味が喉に落ちると、鮮やかな萎凋の余韻が響きます。『【Single Origin Tea】煎茶 ふくみどり』に加え、萎凋香煎茶『霞野』の合組でも活躍中･･･ 狭山萎凋香煎茶 浸透役としての期待が いやがうえにも盛り上がる、そんな今季の出来栄えです。

 

 

萎凋香専門店 備前屋　清水敬一郎