手摘み煎茶「ゆめわかば」
今年は当たり年なのでしょうか?
五月に引き続き、紫にほふ煎茶「ゆめわかば」の火入れを行いました。
【外観】
今季は新植以来7回目の「ゆめわかば」手摘みでした。蒸し製と釜炒り製を製茶していますが、特性が毎年変わる不思議な品種です。萎凋工程を見直したり 蒸し度を調整してみたり、 ベストを目指し 手探りが続きます。蒸し製では一昨年より品質が安定してきたようです。成木園に生長した証しでしょうか?
【水色】
萎凋の影響で赤みの差した水色ですが味と香気のバランスが良く、乳香に負けない香味が快感・・・ 品種の個性が伝わります。今季は釜炒り製でも複雑な萎凋香が楽しめる微醗酵茶が産まれており「当たり年」のようです。ノウハウ蓄積の成果もあるのでしょうが、作柄に助けられた面も否定できません。来年も再現したいものです。
萎凋香専門店 備前屋 清水敬一郎