夏芽ふくみどり

夏芽の最盛期を迎えています。

 

入間市新久の間野善雄氏より「ふくみどり」を製茶するとの連絡があり、微醗酵茶の製造を再開です。

 

【生葉置き場】

この製茶工場には「地下送風」設備があり、奥にあるファンより定期的に風が送られ生茶葉の鮮度を保ちます。こちらでは萎凋工程に利用し、高品質の萎凋香煎茶を産み出しています。

 

 

【日光萎凋】

乗用摘採機での丁寧な一芯三葉摘みによる美しい生茶葉。5月に比べ 太陽の位置も気温も高いものの、薄曇りのため 1時間半もの天日干しを行いました。

 

 

【屋内萎凋】

毎年のことながら 春・夏を問わず、この「ふくみどり」茶園では生茶葉がバニラに近い香気を放っています。運搬車両内はもちろん、日光萎凋工程・屋内萎萎凋工程でも甘い芳香が溢れます。

 

 

【荒茶】

春に比べ水分差の多い夏芽では 太い飴色の軸と色沢に冴えのない下葉が目立ちます。決して別嬪なルックスではないけれど、華やかな香気と渋味皆無の優しい味は春芽と遜色のない印象・・・ 煎茶とは異なる、夏芽の存在意義を感じます。

 

 

萎凋香専門店 備前屋 清水敬一郎