紫にほふ釜炒り製「ふくみどり」
蒸し製に引き続き、釜炒り製微醗酵茶「紫にほふ」の仕上げに取りかかります。
まずは、フランスのコンクールで金賞を受賞した「ふくみどり」・・・
【仕上げ工程】
原材料は4月21日製 備前屋野木園手摘み「ふくみどり」 歴史的な早始まりだった今季の新茶、手摘み「いの一番」は昨年金賞受賞と同じ茶園から。
【火入れ工程】
荒茶から取除くべき下葉も飴色の軸もほとんどなく、白毛がとびっきり目立つ美しい茶葉
【仕上がり外観】
もともと生長芯に白毛が多い品種特性に加え、従来にない若い新芽ゆえ 白毛の一本いっぽんまで識別可能なほど・・・ このうえなく麗しい外観に仕上がりました。
【水色】
新茶初期は夜間の低温の影響か、醗酵がゆっくりと進行・・・ 一層の微醗酵になったようで、いつもより淡い水色です。その代わり 判りやすい萎凋香が響きます。いままで「ふくみどり」で経験したことのない香気・・・ 柑橘類ではないフルーツ系?・・・ 白ブドウかな?
萎凋香専門店 備前屋 清水敬一郎