天女の萎凋香

新茶 第二段は「ゆめわかば」微醗酵茶・・・ 

新植してから7回目の新茶を迎えました。

 

【ゆめわかば野木園】

新芽の進捗は「ふくみどり」同様に良好です。

 

 

【萎凋工程】

肉厚で頑丈な葉質のため、「ふくみどり」の二倍の時間を日光萎凋に費やしました。

 

 

【殺青工程】

釜の温度も高めに設定・・・ 茶葉から蒸気が発生しているのが撮影できました。

 

 

【荒茶】

「ゆめわかば」は萎凋香が判りやすく人気があるものの、ずっと課題を抱えてきた品種でもあります。肝心の萎凋香に品格を感じないのです。萎凋と醗酵工程の比重を見直し、時間配分を調整したところ、理想に近いポイントに軟着陸できたようです。この上なく透明度の高い萎凋香の喉越し、香気の余韻は「ゆめわかば」の個性そのもの! 青空に舞う天女が喉を滑り降りるかののよう・・・ 気品のある馥郁たる萎凋香が響きます。

 

 

萎凋香専門店 備前屋 清水敬一郎