完成! 埼玉県茶業研究所 新講堂

狭山茶の聖地、埼玉県茶業研究所の新講堂が完成しました。

 

耐震構造の問題で取り壊され、3年間使用できなかった施設です。

 

【正門】

私達狭山茶業者の本山とも称すべき大切な施設。煉瓦塀の一部が削り取られているのは、試験場 → 研究所と名称が変更になったから?

 

 

【本部棟と講堂】

右側が竣工した新講堂、以前の建物は正面の本部棟と同じ高さでした。一説によるとコンクリート代節約のためという説もありますが、バリアフリーに配慮され、低床で使いやすい印象です。

 

 

【講堂全景】

茶業研究所は狭山茶振興の本丸であり、研究開発施設のほか、品評会を始めとした茶業行事の開催場所でもあります。特に講堂は各茶業団体の集会・会議に使用され、私達茶業に最も馴染みの深い施設でもあります。

 

 

【内部南面】

以前は植木や池が配された場所がテラスになり、明るくて快適な雰囲気・・・ 外観同様、一挙に昭和から令和にアップデートしました。

 

 

【内部北面】

窓の外には一面の茶畑が広がり、天井には空調機・プロジェクタ―・LED照明が設置されています。この照明は、茶の審査に適した天然光に近い特別な仕様で、天井は照度に合わせた高さに設計されているとの事でした。それにしても、よくぞ新築が叶ったものです。埼玉県の狭山茶に対する熱い期待と思い入れを感じます。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎