微醗酵ほうじ茶
半醗酵茶に手を染めてからずっと考えてはいたのですが・・・
琥白から選別した「出物」について、棒の焙茶に特化した有名店と狭山茶産地とのタイアップ事業を通じて 回答 (?) をいただきました。
【ほうじ茶 外観】
微醗酵茶から選別した「頭茶(大きく育った下葉の部分)」を使った浅炒り焙茶・・・「炒り具合の若い方が内質良好」とは有名店からのコメント。
【ほうじ茶 茶殻】
浅炒りゆえ緑色の葉が目立ち、蒸し製とは明らかに異なる香気があります。
【くき ほうじ茶 外観】
微醗酵茶から選別した「棒」の中炒り焙茶。原材料は蒸し製なら全て煎茶に含まれるほどに上質なくき茶・・・ ふっくらとした外観に炒りあがりました。
【くき ほうじ茶 茶殻】
ロースト香の中に蒸し製とは別物の芳香=萎凋香が感じられ、嗜好品としての資質を予感させます。
【水色】 左:頭、 右:くき
浸出時間は60秒・・・ どちらもオシャレな水色・・・ 色の違いは炒り塩梅によるものと思われます。『琥白』の仕上げに際し取り除いた出物の活用方法に 有効な指針をいただきました。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎