このうえなく上質なジャスミンティーがそろいました･･･　

 

紅茶とハーブ好きのシャンソンベーシストと中国茶ファンの禰宜･･･ 職業も好みもバラバラながら、茶に気の合う３人が集い男子茶会を催しました。

 

【極上 茉莉金針王】

上質な中国茶を扱う友人より贈られた白茶のジャスミンティー、福建省の産だそうです。「金針」の名にふさわしく、黄色～褐色のかった白毛が麗しい。

 

 

【ジャスミン】

ジャスミンティーの着香には花というより、つぼみを使用するとの事･･･ それを裏付けるように「がく」の部分を発見しました。

 

 

【水色】

かすかに黄をまとった限りなく透明に近い抽出液･･･ 白茶の端正な味が引きたてる清らかなジャスミンの香気･･･ 透明感のある香気が響き、口中は甘さに支配されます･･･ 煎を重ねるほどにジャスミンの香りが純度を増し、いつまでも飲んでいたいほど･･･ 十煎までは いけるのではないでしょうか。

 

 

【奇跡の花茶王】

禰宜の友人が持参した緑茶ベースのジャスミン茶、外観は黄色がかっています。こちらも芯の部分だけを摘み、着香を１２回！ 重ねた この上ない贅沢品。山吹色に染まった白毛が「本当に緑茶なの？」と疑うほどに目もあやな容姿。線が太く鮮やかで息の長い香気を楽しみます。

 

 

【抽出】

蒸し製緑茶のジャスミンティーに挑戦したものの、相性が不似合いであきらめたことがありました。やはりジャスミンには釜炒り製がお似合いながら、白茶とは！　いままで花茶にはさほど興味がなかったけれど、目から鱗･･･ 茶とジャスミンの相性の良さに脱帽です。

 

 

狭山茶専門店 備前屋　清水敬一郎