銀木犀
秋空の下 店庭の一角より芳香が漂って来ます・・・
植木場で銀木犀が花の盛りを迎えています。
【銀木犀】
小さな花が枝の左右対称に密集する 個性的な咲き方・・・
【銀木犀 Part2】
金木犀の濃厚なオレンジ色に対し、レモン色がかったアイボリーといった印象・・・ 銀木犀とはこの花の佇まいにふさわしい、何てお洒落なネーミングなのでしょう!
【銀木犀 Part3】
花の色も香りも金木犀に比べ 清楚で控えめの印象ながら 樹の下で撮影していると全身が香りに包まれるようで、微醗酵茶の製造時を思い起こします。
【銀木犀 Part4】
「肉桂はキンモクセイの香りを持つお茶・・・ 花の香りを命とするお茶は、周辺の植物とも関係しあっているのではないだろうか」佐能典代氏は岩茶肉桂の麗しい香気を著書「中国名茶館」でこのように表現しています。中国・台湾の半醗酵茶を金木犀に例えるならば、 狭山品種を用いる微醗酵茶は色も香りも控えめで 銀木犀に近いかも・・・ ちなみに日本語で「木犀」は銀木犀を意味するそうです。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎