微醗酵茶「ほくめい」

琥白用の荒茶再製が順調に進行中・・・

 

今年度製茶した「ふくみどり」「さやまみどり」「むさしかおり」そして「ほくめい」の微醗酵茶たち・・・

 

ほくめい微醗酵茶

後味に渋味が残るため、煎茶ではさほど歓心の持てなかった狭山品種・・・ ところがここ数年、微醗酵茶では鮮やかな萎凋香を感じておりました。

 

 

ほくめい茶殻

種子親が「さやまみどり」だけあって葉肉が厚く あか抜けない茶葉ながら、醗酵度合いを上げてやると個性が開花するようです。

 

 

ほくめい水色

今年度産は再製にて充分な火入れを施すと味の濃度が上昇し、甘みさえ感じさせてくれるチャーミングな微醗酵茶に仕上がります。もともと優れた資質を秘めた品種であり、でもそれを理解するには様々なアプローチが必要であることを思い知らせてくれました。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎