令和2年度産「琥白」仕上げ

いつもより早いけれど、琥白用荒茶の仕上げに仕掛かります・・・ 

 

 

例年なら切換えは中秋以降なのに、TV放映の影響は大きいようです。

 

【ふくみどり荒茶】

生産量が一番多く透明感のある萎凋香が魅力の「ふくみどり」の荒茶から・・・

 

 

【書籍『釜炒り茶』】

「釜炒りを始めたんだって!」と3年前に藤枝市の時田鉦平氏から贈られた書籍・・・平成14年発行の非売品、著者は森園市二、渕之上康本・渕之上弘子・・・ 静岡と埼玉の茶業試験場で製茶・育種・栽培に足跡を残された 名にし負う先生方ばかり。特に渕之上先生は「ふくみどり」生みの親でもあります。

 

 

【『釜炒り茶』Part 2】

再乾、水乾、締め炒り etc.・・・ 釜炒り製法の歴史がない狭山では不明な工程ばかり・・・ 台湾烏龍茶とは製法が異なるものの 殺青・揉捻以降は茶葉の整形工程ゆえ、何度も目を通すうち応用できそうなものが見えてきました。

 

 

【さやまみどり篩上】

今年は恒例だった4月の台湾春茶製造への訪問が叶わず、書籍から得たヒントを微醗酵茶づくりで試しました。趣旨は茶葉外観の向上(?) ・・・ 具体的には従来の包種茶似よりも引き締まったルックスを目指し 試行錯誤。仕上作業では 明らかに体積が減り、凝縮した印象の茶葉を実感。危惧していた葉切れも 懸念した苦渋味もなく、色沢や香気にも影響は皆無の美しい荒茶達・・・  目標達成です。後は火入れと合組を施し、お客様の反響を待ちましょう。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎