琥白 夏芽

夏芽での微醗酵茶は何年振りだったかな・・・ ?

 

 

記録をたどってみたら4年振りでした。

 

【屋内萎凋】

それは夏芽では中々思い通りの品質のものができなかったから・・・ 再開した訳の一つは3年間温めていた夏芽用の製法を試してみたかったから・・・ それから最大の理由は この茶園最後の収穫だから・・・

 

 

【殺青工程】

長年に亘り香り高い煎茶と優れた琥白用生茶葉を提供してくれた「ふくみどり」園が生産家の手を離れることになり、残念ながら最終の摘採となりました。

 

 

【荒茶】

梅雨らしい天候による延び延びの日程にもかかわらずチップが目立つ 夏芽らしからぬ素晴らしい外観の荒茶が完成しました。夏芽固有の色に冴えがない下葉もさほど気に掛からないのは極めて丁寧な摘採の賜物です。

 

 

【水出し】

久し振りに迎える高温多湿の真夏日、土瓶に氷を入れ冷水出しで ゆるゆると内質チェックを行います・・・ 水色は淡い緑色・・・ 春芽に比べると味も萎凋香も淡白・・・ 後味には ほんのりと渋味が・・・ それも夏芽ゆえのご愛敬かな?

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎