荒茶の値付け
入梅・・・ 春芽と夏芽の間に課された新茶処理・・・
入荷した荒茶の相場入れの季節です。
【拝見】
新茶の大部分は取引先 生産家から入荷するので、毎年同じ茶園から決まった品種の荒茶が供給されます。それゆえ入荷・再製・保管作業を先に行い、荒茶の相場作業はこの時期に行います。
【試飲】
摘採する日の天候に影響される萎凋香の具合や作柄による内質の違いを確認するため、荒茶提供者と一緒に試飲を実施。茶碗と網による「拝見」は欠点探しの印象が強く、趣旨に反するので好きになれない・・・ 必ず急須の一煎目・二煎目で内質確認を行い、使い道と価格を決定します。萎凋香のある上物の香味チェックは楽しいことこの上なし・・・ 「むさしかおり」には初めて気づいた個性がある・・・ 今期の在来種は豊作で内容も良好・・・ 「さやまかおり」は渋味が弱いかな? 二日間で3工場分荒茶63種類の相場を決定しました。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎