再製「みなみさやか」
今年度、初めて収穫した「みなみさやか」・・・
手摘みで二釜製茶したけれど、いよいよ最後の仕上げとなりました。
【仕上げ】
釜炒り茶用としては初めての県外生まれの品種ゆえ、嗜好の相性が気になっておりました。昨秋開催された「ジャパン ティー フェスティバル」でデビューさせたところ 予想以上の反響で、とうとうこれが最終ロットとなりました。
【火入れ】
村松二六さんの「べにふうき」吉田正浩くんの「いずみ」高橋達次さんの「香寿」・・・ 醗酵茶で高評価を得ているこれらは全て印雑(アッサム種)のDNA を受け継いでいる品種達です。明治から大正時代にかけて海外から導入された品種の末裔が日本茶業界で存在感を増しています。さらに「みなみさやか」は昭和初期に導入された南ロシアのコーカサス種の遺伝子も引き継いでおり、多彩な個性を秘めている可能性が高い品種です。次の新茶が楽しみでなりません。
狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎