紫にほふ「釜炒り製ふくみどり」

今週末に迫ったジャパンティーフェステイバル用 Part3 ・・・

『紫にほふ 釜炒り製ふくみどり』の再製です。

 

【火入れ】

「ふくみどり」は埼玉県 茶農林登録 第一号「さやまみどり」のDNA引き継ぎ、萎凋香特性を昇華させた「出藍の誉れ」と称すべき私の大好きな品種・・・ 火入れ開始すぐに柑橘系の香りが広がります。

 

 

【外観】

野木園(自然仕立て茶園)の手摘み。新植から三年目の今年、初めて微醗酵茶用に製茶した若木の茶。白毛があざやか。

 

【茶殻】

東南角にある雑木林のすぐ脇の茶園ゆえ、濃緑色の茶葉・・・ 天然カブセ状態・・・ 蓋碗に湯を注いた途端 香りが立ち昇ります。

 

【水色】

緑色のかった淡い抽出液からは鮮やかな香気が放たれます。柑橘系というよりもっと華やかな香気。渋味の かけらもないのど越しで、香味一体となって 口中にはいつまでも萎凋香の余韻が響きます。いつもながら期待を裏切らない大好きな茶・・・ 微醗酵との相性も抜群な品種です。

 

 

狭山茶専門店 備前屋 清水敬一郎